2007年03月07日

もうひとつの「千の風」

生と死を考える会」の重鎮として世界的に活躍されているM教授の、スピリチャル・ペイン、スピリッチャル・ケアに関する講義を先日聞いてから、「千の風になって」という詩と歌が気になって、リサーチし始めました。

今、ちまたで話題になっている「千の風になって」という詩と歌については、当ブログの2007年2月26日の記事 "A Thousand Winds" で、英文と新井満(あらい・まん)氏による訳詞を紹介しました。

akikawa.jpg新井満氏の訳詞・作曲による「千の風になって」という歌は、2006年12月31日のNHK紅白歌合戦でテノール歌手の秋川雅史(あきかわ・まさふみ)氏が歌い、一気に日本全国に広まりました。この曲は秋川氏の音楽CD「威風堂々」(テイチクエンターテイメント社、2005年)の6曲目に収められています。なかなか聞きごたえがあります。


Susan.jpgこの歌のメロディで、スーザン・オズボーン氏が英語の原文で歌っています。それもまた、なかなか趣があります。スーザン・オズボーン氏が英語で歌う「千の風になって」(I am a thousand winds)は音楽CD "I am a thousand winds Very Best of Susan Osborn" (Pony Canyon社、2004年)の1曲目に収められています。


.jpgもう一つ、全盲のソプラノ歌手、塩谷靖子(しおのや・のぶこ)氏が翻訳し、吉野慶太郎(よしの・けいたろう)氏が作曲した「千の風」という曲もあります。音楽CD「千の風」(アットマーク社)は2007年2月21日に発売されました。今日、そのCDが届いたので聞いてみました。塩谷氏の声も訳詞も素晴らしいです。塩谷氏による訳詞は以下のものです。


千の風

泣かないでください 私のお墓で
そこに私はいません
千の風になり
ほら 私は吹き渡っているのです

泣かないでください 私のお墓で
峰に降る雪になり
またたく星になり
ほら 私は輝いているのです

降り注ぐ日差しになり
林の雨になり
あなたが目覚める朝 私は
ほら 小鳥とたわむれているのです

泣かないでください 私のお墓で
眠ってなんかいません
千の風になり
ほら 私は吹き渡っているのです

泣かないでください
私の願いなのです

出典:塩谷靖子、音楽CD「千の風」(アットマーク社、2007年)CDジャケット、3ページ。

塩谷氏の伴奏のオーケストラは、桐朋学園大学の学生有志が演奏しています。聖路加国際病院名誉院長の日野原重明(ひのはら・しげあき)氏は、
「このCDは全盲歌手の塩谷靖子さんが "いのち" を扱う日本人の心の歌のほか、世界の名曲を桐朋学園大学学生有志オーケストラの伴奏で歌う珠玉の響きの歌曲集であり、皆さんに聞いていただきたいので推薦します。」

という推薦文を塩谷氏のCDに寄せています。

Libera2.jpg最後に、イギリスの少年合唱グループのLibera(リベラ)が歌う音楽CD "Free" (東芝EMI、2004年)の6曲目に「いつもあなたのそばにいるから(千の風になって)」(原タイトル Do Not Stand At My Grave And Weep)という曲が収められています。「千の風になって」の原詩が独自のメロディで歌われています。これもまたなかなか良い曲です。


というわけで、本日は「千の風」「千の風になって」を収録した音楽CDを4枚お勧めしました。いずれもAmazon.co.jpで購入できます。


posted by takaoffice at 21:45| 本日のお勧め | 更新情報をチェックする